戦略コンサルティング/DX支援
d-strategy,incは企業やスタートアップなどの戦略・実行支援、ソリューション開発/顧客・パートナリング開拓、戦略人材育成プログラム、スタートアップ資金調達/事業開発支援、グローバルスタートアップとのパートナリングなど多様な支援を実施いたします。
【対応内容】
下記は一例です。ご要望に応じて柔軟に対応いたします。
●戦略・実行支援、ビジネスモデル変革、オペレーション変革、長期ビジョン策定、DX戦略
●新規事業創出・ソリューションビジネス創出
●顧客拡大、エコシステム/パートナリング拡大(サウンディングから引き合わせ、連携支援)
●社会価値導出・サーキュラエコノミ/サステナビリティ対応
●先端技術活用・R&D戦略(FA・ロボット、生成AI/AI、デジタルツイン/メタバース、IoT、データスペース/データ共有圏 など先端技術動向・ビジネス活用全般)
●戦略人材育成プログラム(新規事業創出を通じて今後の次世代の経営を担う戦略人材を育成)
●大企業・CVCのオープンイノベーション・スタートアップ連携支援
●スタートアップ向け資金調達、海外進出・展開、オープンイノベーション、顧客・パートナー拡大
ーー世界41ヵ国500社とのスタートアップエコシステム(VC/CVC/企業/大学)ネットワークを有する関係会社Third Ecosystemと連携
関係会社 Third Ecosystem:https://third-ecosystem.com/ja
グローバルでのスタートアップエコシステム連携プラットフォーム
支援テーマ例(価値テーマ×領域テーマ)
領域テーマ例
- 製造業DX / インダストリー4.0 / FA・ラインビルディング / 生産技術・ものづくり / IoT / 製造プラットフォーム / Additive manufacturing・3Dプリンター
- サプライチェーンDX、デジタルケイレツ、企業間データプラットフォーム
- 物流DX / マテハン・倉庫DX / フィジカルインターネット
- 建設DX(建築・土木DX / BIM活用 / 建設ロボット)
- 次世代モビリティ戦略(自動運転、MaaS、空飛ぶクルマ)
- デジタル農業・一次産業、フードテック
- ロボティクス・自動化、ロボットシステムインテグレータ(ロボットSI)
- スマートシティ・スーパーシティ・都市OS、地方デジタル産業創生
- スタートアップのPMF(Product Market Fit)、グロース・事業開発
- そのほか新規イノベーション領域(量子、宇宙、ブロックチェーン、Web3、生成AIなど)
価値テーマ例
- 生成AIを用いたビジネスモデル・オペレーションモデル変革
- 社会課題起点のイノベーション、Society5.0戦略
- プラットフォーム・デジタルソリューション戦略
- 長期ビジョン策定・産業コンセプト策定
- 新規事業・ソリューション創出/組織設計
- エコシステム戦略(産業・都市)
- イノベーション創出支援、スタートアップ連携
- 都市システム・サービスデザイン
- インダストリー5.0(サステナビリティ・レジリエンス・人間中心)、第五次産業革命
- サステナビリティ・カーボンニュートラル、サーキュラエコノミ
- データ共有基盤(IDSA、GAIA-X、Catena-X)
- デジタルツイン・産業メタバース活用
- 産学官連携、標準化・ルール形成
- 新興国・中国イノベーション、新興国戦略
主な支援実績
【企業向け戦略支援】
●ロボットソリューションプラットフォーム戦略検討支援
●生産技術力を活かしたラインビルダー(生産ラインSIer)戦略支援
●生成AI・データスペースを活用した生産プロセス・サプライチェーン変革支援
●生成AIを活用した顧客エンゲージメント・営業プロセス変革支援
●製造業の生成AIを活用した自社ノウハウ・オペレーションのソリューション外販化・生成AIサービスビジネス戦略
●生成AI、メタバース×デジタルツイン、データ連携(Catena-X等)による産業構造・ビジネスモデル変化検討支援
●エレクトロニクス企業のサーキュラーエコノミー型製造業ビジネスモデル設計支援
●設備企業のデジタル×サステナビリティソリューション戦略支援
●製造業向けデジタル×ロボット ソリューション新規事業戦略支援
●物流倉庫向けデジタル×ロボット ソリューション新規事業戦略支援
●建設業向けデジタル×ロボット ソリューション新規事業戦略支援
●AM/3Dプリンター×マスカスタマイゼーション支援ソリューション戦略検討
●協働ロボットを活用したソリューションビジネス支援(製造・物流倉庫向け)
●建物管理領域におけるデジタル×ロボティクスソリューション展開検討支援
●データ共有(GAIA-X/Catena-X)を契機とした製造業企業のデータPF戦略支援
●スマートシティにおけるメタバース×デジタルツイン、データ連携、ロボティクス、モビリティ 展開戦略支援
●生成AI×クリエイタエコノミーを活用した新規ソリューション展開支援(エンターテイメント領域)
●3Dモデル×スポーツ領域での新規ソリューション検討支援
【スタートアップの経営・事業戦略・事業開発支援】
⇒ スタートアップの事業開発の一員として顧客・パートナーへの提案・連携支援や、新規事業検討、海外展開支援、事業計画策定・資金調達支援、M&A支援等を行います
●顧客価値定義、事業計画策定支援
●資金調達支援(VC・CVC等サウンディング、マッチング、連携計画策定)
●事業開発・グロース支援(顧客・パートナー候補連携支援、顧客提案支援)
●BtoC領域でのデータを活用したプラットフォームビジネス支援(スーパーアプリ展開)
●産業向けメタバースの展開支援(顧客価値定義、顧客・パートナー候補サウンディング・連携支援、顧客への提案・プロジェクト実行支援)
【大企業・CVCのオープンイノベーション・スタートアップ連携支援】
●スタートアップと連携した社内事業創出プロセス変革、カルチャー変革
●投資先スタートアップのバリューアップ・成長支援
●CVC向け投資先グローバルスタートアップとの連携・事業部とのシナジー創出支援
【外資系ソリューション企業・スタートアップ企業の日本展開支援】
●日本における展開戦略策定、顧客・パートナリング支援(連携サウンディング、引き合わせ、連携戦略支援)
弊社のアプローチ
従来のビジネスアプローチ
従来の変化が大きくなく、目指すべき「正解」が存在していた時代では従来の既存事業・技術の延長線のビジネスアプローチの中でいかに展開するかが重要でした。しかし、社会・技術や顧客価値、競争環境の変化のスピードが速くなっている現在では、従来のビジネスアプローチでは、社会・顧客の変化を捉えきれず、新たなイノベーションに対して受け身となってしまっていました。
- 顧客・社会の大きな構造変化を捉えきれない
- 自社から革新的な変化を起こせず、受け身となる
d-strategy,incのアプローチ(デザイン思考×エコシステムマネジメント)
d-strategy,incではデザイン思考を用いて社会・環境・顧客価値を導出するとともに、その自社価値を最大化するエコシステム戦略を支援します。「何が既存事業・技術の中でできるのか」の手段ありきではなく、「どんな世界・社会を、誰と創っていきたいのか」といった価値を軸とした「問い(課題設定)」を重要視したアプローチで企業や都市のあり方を再定義します。インダストリー5.0や、生成AIをはじめ価値観が大きく変化する中では、従来の顧客価値・経済価値とともに、社会・環境価値・人間価値との両立が重要となります。既存コンセプトの追従ではなく、日本や自社としての自らの「価値」をデザインし、グローバルでの仲間づくり・エコシステム作りを通じて市場創出や価値・構造変化を生み出します。
- 10年後・5年後の社会・環境価値は何か、顧客や、その顧客価値はどう変わるか
- どのように価値観の変化をエコシステム全体で起こせるか
- 上記価値を実現する上でどのようなエコシステム(社会・環境・顧客含む)を形成すべきか
- どのようなプレイヤーとどのような価値観・ビジョンを共有するか
- いかにそれぞれのエコシステムの価値がレバレッジできる体制を構築するか
- 社会課題起点イノベーションや、自ら事業の破壊的イノベーションを起こすとしたらどうするか
- エコシステムの中でどのようなポジションでどう価値を出すか、そのためにどう強みを構築するか
- 何をフックに、どう回収エンジンを持ち持続可能な事業としていくか
インダストリー5.0の価値変化と3つのX
複雑・多様化する現在においてはビジネスや都市において求められる価値が大きく変化しています。産業分野ではインダストリー4.0から変化が生まれ、サステナビリティ・レジリエンス・人間中心をコンセプトとする「インダストリー5.0」が提唱され、GAIA-XやCatena-Xなど企業間でデータを共有・連携する形が試行されています。また、日本では経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会として「Society5.0」をコンセプトとして掲げられています。
これからの時代の産業や都市においては経済価値・顧客価値(住民価値)とともに、社会・環境・人間価値との両立が重要となると捉えています。その中では今までのビジネス・都市サービスの変革(BX)のみならず、地球環境・社会課題解決や倫理などの持続可能性変革(SX)、顧客のみならず従業員やエコシステム企業などを含めたエクスペリエンス変革(EX)の「3つのX:トランスフォーメーション」が求められます。これらの土台に位置づくのがデザイン思考やエコシステムマネジメント、デジタル技術(DX)であると捉えています。これら3つのXの両立は従来日本が持っていた強みでした。例えば、現場・人の気づきを重視したオペレーションやニンベンのついた自働化、環境・エネルギー技術やCSR・三方よしをはじめとした環境・社会との共生、ケイレツをはじめとした企業を超えた連携などです。これらの従来日本社会・企業が持つ強みを、これからのインダストリー5.0時代の競争力へと転換すべく取り組んでいければと考えています。
産業における生成AI活用とGenerative DX
『Generative DX(ジェネレーティブDX)戦略』とは弊社による造語であり、生成AIを既存のDXのアプローチに融合させることで、自社のデータ、オペレーション、DXの取り組みを拡張するアプローチを指します。(1)自社オペレーションを効率化・生産性向上させることともに、(2)他社にソリューション外販することによるビジネスモデル変革を行う2つの方向性が存在しています。
今までの生成AI単独の活用から、既存のDXの取り組みや製品設計・ライン設計・メンテナンス・製造保全など産業・自社のオペレーションに組み込んだ形でより踏み込んだ生成AI活用を行うケースが産業で進みつつあります。
産業分野における生成AI活用には下記の3段階があります。
【生成AI活用1.0】ChatGPTや、Geminiなどの既存のモデルを活用して業務効率化を行う
先述の全般的なアイデア出しや、議事録の作成、文章の要約、校閲などで活用する形で現在多くの企業が取り組んでいる段階である。この時点でもかなりの時間圧縮や生産性向上につながるものの、この段階で留まってしまうと生成AIによるインパクトや効果を刈り取り切れず、もったいない部分がある。
【生成AI活用2.0】自社データ・産業データに基づく専門的な活用を行う(自社内効率化)
自社データ・産業データを学習しファインチューニングやRAGを実施し、より踏み込んだ業務における生成AI活用を通じて自社内での効率化を図る段階である。たとえば、マニュアル・日報などの蓄積データを基にした、社内ノウハウへの早期アクセス、熟練技能者(メンテナンス、設計など)、ハイパフォーマー(営業、オペレーター)のノウハウの体系化、ノウハウ・データに基づく各業務の効率化などが挙げられる。
【生成AI活用3.0】自社・産業ノウハウ・データを投入した生成AIサービスを外販する
最後に、自社データ・産業データを学習しファインチューニングやRAGを実施した上で、自社内活用に留まらず、その生成AIサービスをSaaSソリューションとして他社に対しても外販していく段階である。たとえば、共通業務に関して広く横展開する生成AIソリューション「コールセンター顧客対応生成AI」、「人事・シフト計画生成AI」、特定の業務についてノウハウを生かして展開する生成AIソリューション「自動車生産計画生成AI」、「現場改善生成AI」、「溶接作業分析生成AI」などを構築する。
今後、AIを活用することを前提にして、既存のオペレーションやDXに生成AIを組み替えて、業務を変革することや、ビジネスモデルを変化させていくことが必須になってきます。d-strategy,incでは生成AI時代の企業の経営戦略・オペレーション戦略を支える支援を行います。